紫外線のダメージ

紫外線と聞いたら、まず初めに思い浮かぶのは日焼けですが、紫外線が肌に与えるダメージは、肌を乾燥させることです。紫外線は、乾燥肌の原因となり、シミ、シワ、たるみまでも引き起こします。
皮膚の大部分はコラーゲンでできています。肌表面の角質をつくるおおもとは、真皮の健康状態に大きく左右されますが、紫外線A波((UV-A))は、この真皮のコラーゲンを直撃・破壊します。コラーゲンが壊され続ければ、当然肌のハリも失ってしまいます。紫外線B波((UV-B)は、表皮と真皮の境目にあるメラノサイトにメラニンを作らせ肌を黒くします。曇り空や窓ガラスも突き抜けてくる紫外線A波に比べると、日傘や帽子などでいくぶんか防ぐことができるので、日常のちょっとした心がけで対策がとれます。
オゾンホールが深刻な問題になっているニュージーランドでは、子供に日焼け止めをぬることが義務づけられているということです。紫外線から肌を守ることは、性別年齢を問わず当然になってきています。

美肌のための活性酸素対策

紫外線により体内の酸素は活性酸素(フリーラジカル)に変化して、老化が促進されます。新陳代謝が旺盛な時期には、十分なコラーゲンやムコ多糖が真皮中に供給されて、真皮がみずみずしい肌を維持しています。加齢とともに、新陳代謝が緩慢になり、コラーゲン合成能力も低下します。40歳台では20歳台の2分の1、60歳台では4分の1に低下するそうです。入れ替わるスピードが遅くなったコラーゲンは、その間に活性酸素などの攻撃を受けて、タンパク質の構造が変化して機能を発揮できない状態になります。変性したコラーゲンは、弾力性を失い分解されにくくなり、代謝のスピードがさらに落ちるという悪循環に陥ります。 コラーゲンが減少すると真皮の細胞数も減ります。また、コラーゲンによって支えられていたムコ多糖も、コラーゲンの減少とともに少なくなってしまいます。肌のハリや柔軟性を保つムコ多糖が減ることによって、真皮には大きなシワやたるみができてしまいます。
私たちの体には活性酸素を除去するスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)と呼ばれる酵素がありますが、25歳あたりをピークに低下します。天然の抗酸化物質としてビタミンC、ビタミンE、βカロチン、リコピン、セレニウムなどがあり、βカロチンを多く含む人参、リコピンを含むトマト、ポリフェノールを含むココア、銀杏葉茶、赤ワインなどが話題になっていますが、どれも大量に摂取する必要があります。

日焼け止めコスメで紫外線防止

肌に悪いといわれている紫外線を100%カットすることはできませんが、受けたダメージをどれだけ抑えることができるかが、シミやシワの予防にもつながります。敏感肌対策として、紫外線を防ぐものには「日焼け止め」「サンスクリーン」と言われている紫外線防止剤があります。製品により、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のどちらか一方が含まれているようです。敏感肌の場合は、低刺激で安心と言われる「紫外線散乱剤」で紫外線対策をします。敏感肌の天敵である紫外線は、肌に刺激を与えますので、対策として日焼け止めでケアする場合は、白浮きしやすいという欠点がありますが、「紫外線散乱剤」を選ぶようにします。最近では紫外線散乱剤の形状などに工夫がされ、白浮きしにくいものもありますので、上手に敏感肌対策をしましょう。
敏感肌の人は、無香料、無着色、アルコールフリーといった、低刺激の紫外線防止剤を選びましょう。また保湿成分が配合されている紫外線防止剤もありますので、敏感肌対策にはこういった商品もお勧めです。「アレルギーテスト済み」と表示された商品は、すべての人にアレルギー反応が起きないという意味ではありませんので、パッチテストをするなどし、自分の肌に合うかどうか、確かめてから使いましょう。敏感肌対策として紫外線カットするには、透過させにくい黒い衣類を着ることや、日傘や帽子を利用することも大事です。
紫外線からお肌を守る

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